「登録してから、電話が鳴り止まない…」
転職活動のために登録したはずのエージェントから、毎日のように電話・メール・アプリ通知が届く。仕事中にも着信が来て、出られなければ折り返しを求めるメールも来る——。
こんな経験、ありませんか?
転職エージェントはキャリアの強力なパートナーになり得る一方で、連絡の多さにストレスを感じて転職活動自体が嫌になってしまう人も実際にいます。
大切なのは、エージェントに振り回されるのではなく、自分がペースをコントロールすることです。この記事では、関係を壊さずに連絡頻度を下げる具体的な方法と、そのまま使えるメール・電話の文例をまとめました。
なぜエージェントの連絡はしつこくなるのか
対処法を知る前に、なぜこうなるのかを理解しておくと、必要以上に嫌な気持ちにならずに済みます。
理由①:ノルマとKPIの構造
「しつこい」と感じるのはエージェントのKPI構造に原因がある場合が多いです。内定件数だけでなく、面談数・応募数・連絡アクション数もKPIとして管理されているケースがあり、「とりあえず連絡する」行動に繋がっています。
理由②:自動送信システム
特定の条件に合致すると自動でスカウトメールが飛ぶ設定になっており、担当者の意図と関係なく大量送信されるケースがあります。
理由③:コミュニケーションルールの未設定
「いつ・どの方法で連絡してほしいか」が伝わっていないと、担当者は良かれと思って頻繁に連絡します。このケースは、ルールを伝えるだけで解決します。
あるサービスの調査では「連絡がしつこいと感じた」のは全体の4.7%で、電話・メール・アプリ通知の三段攻撃に疲弊するケースが見られますが、大半の利用者は適切なコミュニケーションで解決しています。
リアルな声:しつこかった・うまくコントロールできた
ストレスを感じた声
「登録した翌週から毎朝・昼・夕方に電話が来た。出られないと即メール、さらにアプリ通知までプッシュで来る。業務中スマホが鳴り続けるプレッシャーで転職活動自体が嫌になった」(30代・営業職)
「希望と全く違う案件を『急ぎです』と押し付けられ、断ると不機嫌そうな声を出される。こちらのペースを完全に無視されている感覚がした」(20代・ITエンジニア)
うまくコントロールできた声
「最初の面談で『連絡は平日19時以降か、メールのみで』と伝えたら完璧に守ってくれた。必要なときだけ的確なアドバイスをくれるので助かっている」(30代・管理職)
「しつこいと感じたので正直に『今は他社の選考に集中したい』と伝えたら、快く応援してくれた。数ヶ月後またその人にお願いしようと思えた」(20代・事務職)
連絡を減らす3ステップ
STEP 1:最初の面談で「連絡のルール」を決める(予防策)
これが最も効果的な方法です。初回面談の最後に、以下のように伝えるだけで連絡頻度が大きく変わります。
電話での伝え方
「現在は在職中で、日中は電話に出られないことがほとんどです。連絡はメールかアプリのチャットでお願いできますか?緊急の場合は平日19時以降であれば電話でも構いません」
「できれば」ではなく「お願いします」と明確に伝えることがポイントです。
STEP 2:「現在の状況」を正直に伝える(すでに連絡が多い場合)
無視を続けると、担当者は「届いていないのかも」と判断してさらに連絡を増やします。状況を伝えるだけで落ち着くケースがほとんどです。
一時的に転職活動を休止したい場合
「現在、他社での選考が進んでいるため、一旦新たな求人紹介は不要です。選考結果が出てからまたご相談させてください」
希望条件が変わった・活動ペースを落としたい場合
「希望条件を見直しているため、しばらくは新しい応募を控えたいと思っています。条件が固まったら改めてご連絡します」
STEP 3:改善しない場合は担当変更・退会を申し出る
伝えても変わらない場合は、担当変更やサービス退会を申し出ることができます。遠慮する必要はありません。担当者への直接依頼が気が引ける場合は、サポートデスクに連絡することで担当変更の依頼が可能です。
そのまま使えるテンプレート集
【電話に出られなかった後の折り返しメール】
件名:ご連絡の件について
お世話になっております。○○と申します。
先ほどはご連絡いただきありがとうございました。
現在、業務の都合上、日中は電話での対応が難しい状況です。
今後のご連絡は、メールまたはアプリ内のチャットにてお願いできますでしょうか。
電話をご希望の場合は、平日( )時〜( )時であれば対応可能です。
引き続きよろしくお願いいたします。
【連絡頻度を下げてほしいと伝えるメール】
件名:今後の連絡方法について
お世話になっております。○○です。
いつもご対応いただきありがとうございます。
現在は在職中のため、転職活動のペースを落として慎重に進めたいと考えています。
恐れ入りますが、求人紹介や連絡の頻度を少し落としていただくことは可能でしょうか。
引き続き転職先を探していることに変わりはありませんので、
ご条件に合う求人がありましたら、週に1〜2回程度まとめてご連絡いただけますと助かります。
よろしくお願いいたします。
【一時的に活動を休止する場合のメール】
件名:転職活動の一時休止について
お世話になっております。○○です。
現在、他社での選考が進んでいる状況のため、
一旦新たな求人のご紹介はお休みさせていただきたいと思います。
選考の結果が出次第、改めてご連絡いたします。
その際はまたよろしくお願いします。
【担当者を変更してほしい場合のメール】
件名:担当者変更のご相談
お世話になっております。○○です。
現在ご担当いただいている○○様には大変お世話になっており、
個人的なご不満があるわけではございません。
ただ、転職活動をより効果的に進めるため、
(IT業界に詳しい方/じっくり相談できる方など、希望を具体的に)
担当いただける方への変更をお願いできますでしょうか。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
【退会・サービス停止を伝えるメール】
件名:サービス退会のご連絡
お世話になっております。○○です。
この度、転職活動の方針を変更したため、
誠に勝手ながら本サービスの退会をご連絡いたします。
ご支援いただきありがとうございました。
機会がございましたら、また改めてご相談させてください。
無視するとどうなる?
「面倒だから無視しよう」という判断は、実はデメリットがあります。
連絡に返信しないと、担当者がさらに連絡を強める場合があります。また、選考中の企業からの重要な連絡が同じチャネルで来ることもあるため、完全無視は誤って大事な情報を見逃すリスクがあります。
無視するより「今は対応できない」と一言伝える方が、結果的にストレスが少なくなります。
まとめ:主導権は最初から「自分」が持つ
エージェントへの登録は転職活動のスタートであって、主役はあなた自身です。
連絡のルールは最初の面談で決める、状況が変わったら正直に伝える、合わない担当者は遠慮なく変更する——この3つを意識するだけで、転職活動のストレスは大幅に減ります。
転職エージェントを賢く使い分けるためのまとめはこちらをどうぞ。


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最終更新:2026年5月|転職年収アッププロ編集長

